競馬の藤田菜七子(ななこ)騎手が2月17日、女性として初めて最高ランクのレース、GⅠに出場する。
出場するのは、東京競馬場で開かれるレース「フェブラリーステークス」。
騎乗する馬は、「Dr.コパ」として知られる風水研究家の小林祥晃さんが所有する「コパノキッキング」だ。
デビュー4年目。21歳でGIに挑戦
日本中央競馬会(JRA)公式サイトによると、藤田菜七子さんは1997年8月9日生まれ、茨城県出身。身長は157.4cmだ。
(2016年2月10日付)朝日新聞によると、藤田さんは小学6年生の時に「テレビの競馬中継で騎手にあこがれた」という。千葉県内のトレーニングセンターに通った後、2013年にJRAの競馬学校に入学。2016年に卒業し、同年2月に騎手免許試験した。JRAでは7人目、16年ぶりの女性騎手となった。
2016年3月3日に地方競馬の川崎競馬でデビュー。1年目6勝、2年目14勝、3年目の2018年は27勝と、着実に勝利を重ねてきた。
2018年6月18日にGI出場条件となる通算31勝を達成。同年8月には、JRA女性騎手通算最多勝記録を更新した。2018年2月16日時点では、通算50勝となっている。
Dr.コパ氏、藤田さんに「先輩達に感謝だよ」
フェブラリーステークスでのコパノキッキングは7枠11番。Dr.コパ氏は、公式ブログで、「昨年夏から村山調教師とこの日を迎える風水をやってきた。キッキングもそれに応えてくれた」と意気込みをつづっている。
コパ氏は、「これまでキッキングに騎乗した 康太くん、川須くん、大知くん、戸崎さん、マーフィーくん達が7つの勝ち星を積み上げて今日がある」とした上で、「菜七子Jにも、『先輩達に感謝だよ』と伝えた。『はい』とうなづいた」と、藤田さんとのやり取りも紹介した。