胃がんのため9月19日に32歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー、黒木奈々さんの葬儀・告別式が23日に都内で営まれ、参列したフリーアナウンサーの徳光和夫さん(74)は「女性版の久米宏さんになると思っていた」と惜しんだ。
徳光アナがテレビ番組で「一番推しているキャスター」と紹介したことをきっかけに、手紙をやりとりする仲だったという。「画面から、にじみ出る優しさ、品のよさ、加えてちゃめっ気もあった」と言い、「2、3年後には次代を担うキャスターだったと思う。女性の久米宏さんのような立場になる人と思ってました」と惜しんだ。黒木さんの早すぎる死に、徳光アナは「こんなに惜しいことはない。無念でならない。神様っていないんじゃないかと思うぐらい」と目頭をおさえた。
(黒木奈々さん葬儀で徳光アナが「松井秀喜氏も感心」 - おくやみ : 日刊スポーツ 2015/09/23 20:08)
黒木さんの所属事務所の先輩アナで通夜も参列した江連裕子(38)らが弔問。出棺時には、秦基博の楽曲「ひまわりの約束」が流れ、天国へ旅立った。
黒木さんは鹿児島市生まれ。上智大外国語学部卒。2006年に毎日放送へ入社して報道記者になるが、翌07年、アナウンサーになる夢を諦めきれずに退社してフリーに転身した。
2014年4月からNHK-BS「国際報道2014」のキャスターを務めていたが同7月に胃がんと診断され、8月いっぱいで降板して9月に手術を受けた。2015年1月に仕事復帰し、3月からNHK「国際報道2015」に出演していたが、7月13日の放送を最後に休養していた。
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