アメリカのサウスウエスト航空は、5歳の女の子の名前を同航空の職員が笑ったとして、テキサス州の親子に謝罪した。ABC系列局KABCが報じた。
KABCによると、数週間前に母親とその娘・アブシディちゃんが、カリフォルニア州のジョン・ウェイン空港からテキサス州に帰る際の搭乗ゲートで、搭乗券を見た職員が搭乗券のアブシディちゃんの名前の表記を見て笑ったという。
アブシディちゃんの名前の表記は「Abcde」と書く。
「職員は笑い始め、私と娘を指さして、他の従業員と話したんです。私は振り向いて、『娘はあなたの声が聞こえるので、止めてくれたら嬉しいんだけど』と言いました」と、母親はKABCの取材に語った。
母親によると、この職員はアブシディちゃんの名前入りの搭乗券を撮ってFacebookに掲載したという。母親の知人がこの投稿を見つけたことから、サウスウエスト航空に連絡したという。だが、母親によると、正式な苦情を出したにもかかわらず、同社は2週間何もしなかったという。
サウスウエスト航空は、KABCの取材に対し、職員がアブシディちゃんの名前を笑った非礼を謝罪し、「家族には誠実に謝罪します」と述べたという。
アブシディという名前は米国では一般的ではない。
社会保障庁の人気の名前データベースでこの名前を入力すると、「2000年以降の上位1000の名前の中には含まれていない」という結果が出る。
しかし、Vocativというサイトの2014年の記事によると、1990年から2013年までの間で少なくとも328人の乳児(すべて女児)が米国でAbcdeと命名されているという。
*ハフポストUS版の記事を翻訳、一部編集しています。