アフガニスタンの航空会社が、飛行機の尾翼に中村哲医師の肖像画を掲げた写真を投稿したことが、ネット上で話題になっている。
中村さんはNGO「ペシャワール会」の現地代表として長年、アフガニスタンで人道支援に取り組んできたが12月4日、同国東部で進めている灌漑(かんがい)工事の現場に車で向かう途中、銃撃を受けて亡くなった。
アフガニスタンで国内線や国際線を手がけるカーム航空は12月5日、中村さんへの追悼を示すために、同社の航空機の尾翼に中村さんの肖像画を掲げている写真をFacebookに投稿した。
この写真と共に、ペルシャ語で以下のように書かれていた。
「アフガニスタンの人々のために奉仕してきた人物が、残念ながら活動中に亡くなりました。故人となった中村医師、アフガニスタンの人々はいつまでもあなたの貢献に恩義を感じることでしょう」
現地テレビ局「TOLOnews」も12月6日、カーム航空のエアバス340の尾翼に中村医師の肖像画が描かれている様子を動画で投稿している。