内定取り消しの学生、都が非常勤職員に採用へ。「東京都を守っていく一員になって」

小池百合子知事「4月10日から募集開始する」と発表。最大100人程度が、新型コロナ対策の業務を担当します。
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東京都庁のイメージ写真
KAZUHIRO NOGI via Getty Images

企業から内定を取り消された学生を東京都の非常勤職員として採用することになった。小池百合子・都知事が4月9日のライブ配信で「10日から募集を開始する」と発表した。新型コロナウイルスの影響で、学生の内定取り消しが社会問題になる中で、都庁でも対策を講じる。

小池知事によると、採用予定者数は当面20人程度だが、今後の状況を踏まえて最大100人程度までの採用を考えているという。

雇用期間は5月1日から2021年3月31日まで。採用後は、人出が足りない新型コロナウイルスの感染症対策に関する業務に従事する。都庁総務局の公式サイトに、募集案内が掲載されるという。

 小池知事はライブ配信で以下のように述べた。

「この難局を乗り切るために都庁を挙げて取り組んでいる感染症対策にも、是非お力を貸していただき(たい)。また、人生の新たなスタートで厳しい思いをしておられる皆さんに、少しでも明るい(話題となれば)。東京都を守っていく一員になって頂ければと思います」