11月22日午後10時8分ごろ、長野県北部を震源とする最大震度6弱の強い地震があった。長野市と長野県小谷(おたり)村、小川村で震度6弱、同県白馬村、信濃町で震度5強の激しい揺れを観測した。
気象庁の発表で震源の深さは約5キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定される。気象庁は、今後1週間程度、最大で震度5強程度の余震の可能性があるとして、注意を呼びかけている。
NHKによると、23日午前9時26分の時点で、この地震で、長野市や白馬村などで39人がけがをし、このうち7人が重傷だという。白馬村の4人、松川村の1人で、胸や足首の骨を折るなどのけがを負った。また、家屋の倒壊も相次いでいる。
長野県・白馬村で倒壊した家屋(Associated Press)
白馬村の神城地区では民家7棟が全壊。住民計26人は救出されたが、一部がけがを負った。長野市では花火を打ち上げるための鉄塔が倒れたが、道路や電線などに被害はなかった模様だ。同県岡谷市では、落下した看板が車両に当たったほか、長野市や小川村では住宅などの壁が崩壊したとの情報もあるという。
(朝日新聞デジタル「長野県北部の地震、けが人39人に 7人が骨折など重傷」より 2014/11/23 8:22)
NHKによると、震度4の揺れを観測した新潟県の柏崎市と刈羽村にある柏崎刈羽原発(東京電力)では、この地震の揺れで原子炉建屋にある使用済み燃料プールにためてある水が揺れたことから、水位の変化の異常を知らせる警報が出たが、今のところ、7基あるすべての原子炉で運転を停止していて、地震による異常はこれまでのところ確認されていないという。
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