任期満了に伴い行われた長野県知事選は8月10日、投開票を迎え、無所属で現職の阿部守一氏が62万票を集め当選した。阿部氏は自民党、民主党、公明党、次世代の党、結いの党、社民党の推薦を受けていた。
阿部氏は、教育再生や地域活性化、観光振興などに関し、現県政の維持・強化を主張。前回は自民、公明両党県連が支援した候補者らと争ったが、今回は両党や日本維新の会県総支部などの推薦も得て、各党相乗りで幅広い支持を集めた。
(時事ドットコム「長野知事に阿部守一氏再選=相乗り、2新人破る」より 2014/08/10)
共産党が推す信州大名誉教授の野口俊邦氏は10万票で、大差で敗れた。
野口氏は阿部県政を「官僚県政」と批判。子どもや障害者の医療費の窓口無料化や、リニア中央新幹線建設の中止、大型公共事業の凍結などを公約に掲げ、「長野県を福祉日本一にする」と訴えた。推薦を受けた共産党と共同歩調で、安倍政権による集団的自衛権の行使容認も強く批判。「長野県知事が代われば政権はひっくり返る」とも訴えたが、及ばなかった。
(朝日新聞デジタル「長野県知事選、現職の阿部守一氏が再選」より 2014/08/10)
投票率は43.56%で過去最低を記録している。
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