アメリカのトランプ大統領がカナダとトルドー首相と会談し、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉はメキシコを中心に見直しする考えを示したと、朝日新聞デジタルなどが2月14日に報じた。
トランプ大統領は13日、トルドー首相とホワイトハウスで初めて会談。その後に発表した共同声明で、「自由で公平な貿易を進める」ことを盛り込んだ。声明では、NAFTAの再交渉について触れなかった。
トランプ大統領は共同記者会見で、「カナダとの貿易関係は素晴らしい。南側の国境で起きている状況よりも深刻度はずっと低い」と強調。選挙中から批判してきたメキシコについては、「長年にわたり公正な取引ではなく、極めて不公平な取引だ」と不満を露わにした。カナダとの貿易関係は「微調整」しつつ、メキシコを対象に見直しを進める姿勢を示した。
一方トルドー首相は、「国境を越えるモノやサービス、人の円滑で簡単な移動が生む」と発言。自由貿易の重要性を強調したと毎日新聞が報じている。
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