学生団体による安全保障関連法案反対デモを「利己的個人主義」などとTwitterで非難した自民党の武藤貴也衆院議員(36)は8月4日、発言内容を「撤回することはない」と断言した。自民党本部で記者団に語った。スポニチなどが報じた。
党本部で記者団の質問に答えた。同時に「法案が通っても戦争に行くことはないのに、扇動や間違った情報で若い人がだまされている」と主張した。佐藤勉国対委員長は記者会見で「“発言に気をつけるように”と本人に伝わるようにしている」と語り、慎重な対応を求めていることを明らかにした。
(武藤議員「デモは利己的」発言「撤回するつもりはない」 ― スポニチ 2015/08/05 05:30)
武藤氏は7月30日、自身のTwitterで、学生団体「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs=シールズ)」について次のような投稿をしていた。
武藤氏は、安保法案について審議する衆院特別委員会のメンバーで、6月下旬、沖縄やメディアへの圧力発言などが問題になった、自民党若手の勉強会「文化芸術懇話会」にも参加していた。
この日の武藤氏の発言に対して、教育評論家の尾木直樹氏(68)が5日、自身のブログで「撤回しないとのこと!だったら 国会議員 即刻お辞めいただきたい!!」と批判した。
・憲法守るのは国会議員の責務です…守る意思ない人は国会議員になってはいけないこと憲法で書かれています
・学校現場ではこの憲法の3原則は必ず教えます。高校入試なんかの基礎知識です
(憲法3原則否定する国会議員は即刻お辞めいただきたい!!教育の基本崩れます|尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログ「オギ☆ブロ」Powered by Ameba 2015/08/05 07:40)
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