FC東京の日本代表FW武藤嘉紀に関し、2015年夏の移籍先の有力候補に挙がっていたドイツ1部マインツとFC東京が、クラブ間で大筋合意に達したと、スポニチが5月11日に報じた。
武藤には、これまでにイングランド・プレミアリーグの名門チェルシーをはじめザルツブルク(オーストリア)など多くの欧州クラブが獲得に名乗りを上げた。武藤は、2018年ワールドカップ・ロシア大会を見据えて、試合に出場できるクラブを最優先し、ドイツでのプレーを希望していたという。
マインツ関係者の話を総合すると、昨季ブレークした武藤に早くから注目していたマインツは先日、幹部を日本に派遣。武藤との交渉で来季即戦力の評価を与えた。年俸はプロ2年目の今季の3倍ともみられる額を提示したもよう。FC東京に対しても移籍金として推定300万ユーロ(約4億200万円)を用意。この日までに「両クラブ間で合意した」という。
(武藤 今夏マインツ移籍決定的!クラブ間基本合意 即戦力の評価 ― スポニチ Sponichi Annex サッカーより 2015/05/12 05:30)
サッカー日本代表のハリルホジッチ監督も11日、チェルシー移籍が報じられた武藤について、「現状を考えれば、もし向上したいならヨーロッパでプレーできるところを探すべき」と、定位置を奪い、出場機会を確保できるクラブに行くべきだと強調していた。
マインツでは日本代表の岡崎慎司もプレーしているが、岡崎の去就に関係なく武藤獲得を強く希望しているという。堅守速攻のスタイルもFC東京と似ており、武藤が新天地でも定位置を確保する可能性は高いとみられる。
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