「空のF1」とも呼ばれる飛行機レースの世界大会「レッドブル・エアレース千葉2017」決勝が6月4日、千葉市の海浜幕張公園で開かれた。ホームレースとなった室屋義秀選手が2年連続で優勝し、会場からは大きな歓声が上がった。室屋選手は今季の大会では通算2勝目となった。
約5万5000人の観客が見守る中、室屋は最初のレース「ラウンド14」でチェコのペトル・コプシュタインを0.007秒差の僅差で上回った。次のラウンド8では、オーストラリアのマット・ホールがパイロンのゲートを通過中に上昇したとしてタイム加算のペナルティーを科されたことで、室屋が勝利。最後に4人で争う「ファイナル4」は、強風が影響し2人がペナルティーを受ける中、室屋は好タイムを記録し、2016年に続き千葉大会の優勝を遂げた。
室屋選手は1973年、奈良県生まれ。2009年にはレッドブル・エアレースの世界大会にアジア人として初めて参加した。今回の優勝決定後、「ファンの皆さんの力で勝てました」とインタビューに答えていた。
6月4日のファイナルラウンドにて。室屋義秀選手の操る「ジブコ エッジ540」
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