気象庁は10月24日午前、宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山・えびの高原の硫黄山周辺で火山活動が強まっているとして、火口周辺警報を発表した。今後、噴気や火山性ガスの噴出し、状況によっては小規模な噴火が発生する可能性があるという。これに伴い、宮崎県えびの市は、同日午前10時火山噴火に関する「えびの市情報連絡本部」を設置し、硫黄山火口周辺から1キロメートルの範囲の立ち入りを禁止した。時事ドットコムなどが報じた。
硫黄山周辺では昨年12月以降、火山性の地震が続いており、今年8月には火山性微動も確認された。同庁は硫黄山から半径約1キロの範囲に大きな噴石が飛来する可能性があるとして、宮崎県えびの市と鹿児島県霧島市に警戒を呼び掛けた。
(時事ドットコム:硫黄山に火口周辺警報=霧島連山、警戒呼び掛け-気象庁 2014/10/24 12:17)
NHKニュースによると、硫黄山の火山活動については23日、火山噴火予知連絡会が「火山活動が高まっているため推移に注意が必要だ。噴気や火山ガスなどが突然噴出したり、今後の状況によっては噴火が発生したりする可能性もある」という検討をまとめていた。
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