ミセス・ワールドのスリランカ大会の勝者が突然王冠を奪われ、奪った現ミセス・ワールドが4月8日に逮捕された。
4月4日にコロンボで開かれたミセス・スリランカ大会ではプシュピカ・デ・シルヴァさんが優勝した。
しかしデ・シルヴァさんの優勝が発表された後、2019年ミセス・スリランカ大会勝者で、2020年のミセス・ワールドに選ばれたキャロライン・ジュリー容疑者がマイクを握り、次のように呼びかけた
「ミセス・ワールドのルールでは、参加者は結婚している必要があります。離婚した人は参加できません。この王冠は2位の人に授けるべきです」
そしてデ・シルヴァさんの頭から王冠を奪うと、2位の人の頭に王冠を載せ、彼女が勝者だと宣言した。
王冠を奪われたデ・シルヴァさんは、舞台裏へと立ち去った。
その後デ・シルヴァさんはFacebookで離婚を否定。「諸事情があり、現在夫と別居していますが、離婚していません」と説明した。
また、王冠を取られた時に怪我をしたというデ・シルヴァさんからの申し立てを受けて、スリランカ警察は4月8日にジュリー容疑者とモデルのチャウラ・パドメンドラ容疑者を逮捕した。ふたりはその後保釈され、4月19日に裁判所出廷を命じられている。
ガーディアンによると、デ・シルヴァさんはジュリー容疑者が謝罪すれば告訴を取り下げると伝えたが、ジュリー容疑者が謝罪を拒否したという。
ミセス・ワールドは1984年にスタートした結婚した女性のためのコンテストで、各国の優勝者が世界大会に進出する。
ウェブサイトによると、参加者は18歳以上で、参加申込の時点で結婚している必要がある。