宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置「メーヴェ」をモデルにした小型飛行機(写真)が7月31日、初の公開飛行に成功した。北海道新聞が動画を公開した。
公開飛行は、北海道滝川市の「たきかわスカイパーク」で実施。パイロットを務めたのは、発案者のメディアアーティストの八谷和彦(はちや・かずひこ)さん。白い機体がふわりと舞い上がり、構想から13年ごしの夢がかなった。午前7時40分ごろに離陸。地上約70メートルまで高度を上げると、空中で「8の字」を描くように右へ左へ旋回した。
重さはわずか100kg。尾翼はなく、ジェットエンジンの左右に木製の骨組みで羽を広げた構造だ。「風の谷のナウシカ」では主人公のナウシカが腹ばいになって操縦する。
朝日新聞デジタルによると、八谷さんは「鳥になったみたいで非常に気持ちよかった。人類の長年の願いがかなえられたと思う」と感慨深げに語ったという。
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