世界最高峰エベレスト(中国名チョモランマ、8848メートル)が、4月25日にネパール中部で起きたマグニチュード7.8の大地震の影響を受けて「南西方向に3センチ移動した」と、中国政府が6月15日に明らかにした。標高には「基本的な変化はなかった」としている。時事ドットコムなどが報じた。
中国政府で測量や地図製作を統括する国家測絵地理情報局が発表し、国営新華社通信が15日に伝えた。測量隊がネパール大地震後の5月10~13日、エベレストに近いチベット自治区の6カ所で観測した。
同局の発表によると、エベレストは2005~15年、北東方向に毎年約4センチ移動し、10年間で40センチ動いた。標高も毎年約0.3センチ隆起し、10年間で3センチ高くなったという。
(時事ドットコム:エベレスト「南西に3センチ移動」=ネパール地震で-中国政府観測 2015/06/16 08:30)
この巨大地震では、周辺国も含めて6月13日までに8900人超が犠牲となり、カトマンズや山間部を中心に家屋など約80万棟が全半壊した。
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