夫婦共働きのママ・パパ、あるいは専業主婦のママ、専業主夫のパパ、生活していれば必ず「不満」は出てくるはず。小さい不満から、ときに危機的状況になってしまうような大きな不満もあるかもしれません。皆さん、その気持ちをどう相手に伝え、どう解決しているのでしょうか。今回はワーママとパパの不満、そして解決策などを語ってもらいました!
いよいよ年末。今年抱いた不満を棚卸しして、その問題の根源はなんなのか?どうしたら解決できるのかを話し合ってみませんか?
なんで私ばかり!? 〜ママの不満
夫婦ともフルタイムの外勤。夫は決して何もしない人ではなく、家事や子どもの相手などはしてくれます。でも、なぜか週末に子どもと外出することは全くなし(運動会などの行事には参加)。特にこれ、というきっかけはないんだけど、なんかそういう流れになってしまった。結果、週末の子どもの相手はもっぱら私だったんです。その間、夫は自分の好きなことをしているのが少し不満でした。ところがある週末、私が風邪で寝込んだとき、子どもの相手から何からすべて夫がやってくれました。子どもがめちゃくちゃ喜んだ姿に味をしめたのか、今では週末一緒に行動したり、夫だけで子どもを連れ出したりしてくれるようになりました。〔Yさん、子ども5歳、3歳〕
細かいことなんですが、お中元やお歳暮を選んだり送ったりするのを全部私に押し付けていた夫。ほとんど夫関係の相手なのに、私だってウィークデー働いて、週末だってやることはいろいろあるのに! と不満を漏らし、1回夫にすべて任せたことがあるんです。そしたらすごくセンスレスなものを送ってしまって...... 結局私がやることになっていますが、送る相手によっては一緒に選んだりするようになりました。〔Tさん、子ども12歳、10歳〕
家事はほとんど何もしない夫。なのに私の家事のやり方が気に入らないらしく「もっとこうしたほうが合理的」「俺ならこうするけど」と言ってくる。不満溜まりまくりだったので、ある時「そんなに言うなら、お手本を見せてよ」と私が家事を放棄してみたんです(笑) そこからですね、週末は洗濯物干し・たたむ、食器洗いをやってくれるようになりました。「うまいじゃん」と褒めたら、いい感じで調子に乗っています(笑)〔Hさん、子ども11歳、8歳〕
「大変さ」って、言うより実際やってもらったほうがちゃんと伝わるのかもしれませんね。一度やってもらうという方法を考えるといいかもしれません。
僕だって本当は子育てに関りたい! 〜パパの不満
妻には「ほとんど私が子育てしてるようなものなんだから、パパにはわからないよ! 口出ししないで」と言われることが多い。確かに不規則な勤務体制なので、平日も遅かったり週末に出張が入ったりであまり子育てにも家事にもたずさわれる時間が少ないですね。でも、家にいるときはなるべく子どもと遊んだり、洗濯物を干したりしてるんだけどなぁ...... 時間があれば、もっと子どもと関わりたい、妻を助けたいと思っているのに、妻は文句ばかり。けっこう不満が溜まっている状態です。今度ちゃんと話し合わなきゃいけないな、と思っています。〔Iさん、子ども3歳、0歳〕
不満というか...... ぶっちゃけ、妻が夜の営みを拒む。拒否というか、疲れているから仕方ないんでしょうけど、毎日子どもを寝かしながら朝まで寝てしまう。働いて子育てして、疲れるのはよく分かるんです。今までも何度かそれとなく誘ってみたのですが「疲れてるから無理!」とピシャリ。でも、自分で言うのもなんですが、家事や子育てはけっこうやるほうだし、1回くらい応じてほしいなーなんて思ってしまうんです。もうこのままなにもしないまま人生終わってしまうのかな、と考えてしまったりもしますよ(苦笑)〔Yさん、子ども4歳、2歳〕
パパは不満があっても、なかなか言い出しにくいようですね。ぜひ一度腰を据えて夫婦で話し合ってみては。そのときはママもキレずに耳を傾けてあげたいですね。
ママ&パパ、こんな不満もあるんです!
とにかく夫のお母さんが子育てに関して口を出してくるんです。遠方に住んでいるので会う機会は少ないのですが「保育園に預ける時間をもう少し短くできないのか」とか「小学校は受験して私立に行かせたほうがいい」とか...... しょっちゅう電話してきては延々とそんな話。不満と言っては申し訳ないのかもしれないけど、やっぱり不満に思ってしまいます。なので「この時間帯にかかってくる電話はだいたいお義母さん」と察すると、夫に出てもらっています(笑)〔Kさん、子ども6、3歳〕
ほぼ毎週末、妻と子どもでいわゆる「ママ友の集まり」に出かけてしまうんです。保育園のほかにもいろいろなコミュニティがあるみたいで。しかも、そのほとんどにパパは来ないらしく、僕も参加したことがありません。「行こうか?」と言っても「いいよいいよ」と言われてしまうので...... 正直不満だし、悲しいですね。保育園への送りは僕の担当で、毎朝会うパパさんが何人かいるので、彼らとコミュニティを作ろうかな、なんて本気で考えてます。〔Mさん、子ども3歳〕
こういう不満を持つママやパパ、けっこう多いかもしれません。解決策を見出すのはなかなか難しそうですが、周りの人に「どうしてる?」なんて聞いてみたら、割といいヒントがもらえるかも。
不満のない人なんていません。「私は不満がない」という人は、「今は不満はないけど、乗り越えた、あるいはうまく付き合っている」という人だと思うんです。
生きていれば、しかも誰かとともに生活をしたり一緒に仕事をすれば、必ず不満は出てきます。不満ばかりでは行き詰まってしまいそうですが、「誰もが不安で誰もが不満を持っている、でもなんとか頑張っている」と分かるだけでも気持ちが楽になりませんか。そして少しずつでいい、不満を上手に跳ねのける、あるいは上手に向き合うことにも目を向けていきたいですね。
【ライター 田崎 美穂子】
元大学出版会編集者、大学生向けのテキスト編集を担当。小学校5年、3年、1歳児の母。ママ友ネットワークを駆使した共感できる記事を執筆
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