最も信仰があつい国はどこで、最も無神論的な国はどこだろうか? その答えを見つけるために、調査会社などで構成されるWIN-Gallup Internationalは、57の国々からデータを収集して「Religion and Atheism Index」(信仰および無信仰指標)をまとめた。
この信仰指標は、「祈りをささげるような場所に行くかどうかにかかわらず、あなたは自分を信仰のあつい人間、信仰の薄い人間、あるいは明らかな無神論者のどれであると表現しますか」という質問に対して、自分を「信仰のあつい人間」と答えた人が人口に占める割合を表している。
興味深い点をいくつか挙げてみよう。
1. 貧しい人々の方が、裕福な人々よりも信仰があつい。収入が最も少ないグループでは、収入が最も多いグループと比べて、信仰のあつい人が17%多い。
2. 世界的に見ると、信仰があついと述べる人々の数は、2005年から2011年にかけて9%減少している。一方で、自分を無神論者だとする人の数は3%増加している。
3. 2005年から2012年にかけて、信仰のあつい人が総人口に占める割合が20%以上減少している国が4つある。フランスとスイスで21%の減少、アイルランドとベトナムで23%だ。
[以下の画像ギャラリーでは、「信仰のあつい国」と「最も無神論的な国」のランキングを紹介している。日本は、「無神論的な国ランキング」の第2位となっている。]
[Yasmine Hafiz(English) 日本語版:平井眞弓/ガリレオ]