森喜朗元首相の公式サイトだった「mori-yoshiro.com」のドメインが現在、アメリカ旅行を案内するサイトになっていることが分かった。時事ドットコムが10月16日に報じた。
このドメインは2016年ごろまで「森 喜朗 公式ウェブサイト」として森氏の活動報告などに使われていた。しかし、2018年現在は「Tips For Tree Service & Removal Contractors | Mori Yoshiro」という英文サイトに変わっている。
トップには、3本の椰子の木に「Mori Yoshiro」と書かれたロゴマークの下に、風光明媚なビーチの写真が掲載。「もしあなたがアメリカを旅行しようとするなら、あまりに多くの選択肢があるので迷ってしまうでしょう」と説明書きがあり、アメリカ旅行用の観光サイトのようにも見える。
時事ドットコムは、森氏の個人事務所の閉鎖に伴い、ドメインの更新手続きが行われなかったため、第三者が取得して別サイトを作ったと、関係者の話を報じている。
■森喜朗氏とは?
コトバンクによると、1937年生まれの元政治家で現在81歳。早稲田大学卒業後、日本工業新聞記者をへて自由民主党から衆院選に出馬。以後14回連続当選。2000年に小渕恵三首相の病死により党総裁、首相に就任した。2002年に首相辞任。2012年には政界を引退した。2014年から東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務めている。