「森友学園」籠池泰典理事長の次男の会見が前日に中止 「必ずしも意見が一致していない」

父と次男は必ずしも一体ではなかったようだ。
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時事通信社

2017年春開校予定の「瑞穂の国記念小学院」を巡り、国有地の取得経緯や安倍昭恵・首相夫人の名誉校長就任問題で揺れる大阪の学校法人「森友学園」。

その「森友学園」が開くとされていた記者会見が、前日に中止になった。

会見は、「森友学園の広報担当」を務める森友照明氏(相談役)が、2月28日午後に大阪府庁で会見すると予告していた。

会見に同席する予定だった上西小百合・衆院議員事務所の関係者によると、森友照明氏は、籠池泰典理事長の次男で、メディアで報じられている様々な問題について、学園の立場から質問に答えると説明していた。ハフィントンポストの事前の問い合わせに対し、この関係者は「(森友氏が)学園には思想的に共鳴しており、あくまで塚本幼稚園の子供を守りたいという趣旨」「お父様と連絡を取り合いながらやっていると思います」と答えていた。

上西氏は元「維新の党」所属で、2015年4月に除名処分を受け、無所属で活動しているTwitterでは「『日本維新の会』松井一郎代表が、私学認可の件で責任を取るのが第一段階」など、小学校の認可などに絡み松井一郎・大阪府知事の責任を追及していた。自分の事務所が会見を事実上主催する理由について、以下のように説明していた。

しかし、父と次男は必ずしも一体ではなかったようだ。27日正午前、上西氏は以下のようにTwitterで告知した。

上西事務所の関係者は「『必ずしも意見が一致していない』という申し入れを籠池理事長側から受け、改めてヒアリングをし直して意見をすりあわせるため、会見を延期することにした」として、延期時期は「内容を優先したい」と述べるにとどめた。

森友学園が経営する塚本幼稚園の担当者は、ハフィントンポストに対し「お答えできません」と言って電話を切った。