10月18日、インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、痛ましい出来事が起きた。サルの群れが、木の上からレンガを72歳の男性に向かって投げつけ、死亡させた。
インド紙「The Times of India」によると、死亡した72歳の男性は木片を集めていた最中だったという。サルの群れは、近くの老朽化した建物からレンガをかき集め、登っていた木の上から投げつけた。男性は病院に運ばれたものの、頭と胸を強く強打しており、亡くなった。
この一連の出来事を受けて、遺族は正式に訴状を提出。死亡した男性の兄弟は「サルは20個以上ものレンガを投げつけた」「完全なる犯罪者であり、罪を償うべき」と話しており、サルを訴えようとしている。
しかし、警察側は「事故」と判断している。「一体どうやったら、サルを訴訟できるのか。そんなことをしたらただの笑い者になるし、論理的に考えておかしい」と、「The Times of India」に対して話した。
インディペンデントによると、インドではサルは「問題児」で、事故が多発している。
2018年4月には、インド東部でサルが新生児を奪い、後に井戸の中で発見されている。また、2007年には、インドの首都・ニューデリーの副市長がサルの大群に襲われ、テラスから転落して死亡した。