嫌いな人から学ぶこと~嫌いな人と上手く付き合う方法~第2回:元を取る気持ち

嫌いな人に損をさせられたまま... そんなの許せないことじゃないですか?
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Beautiful Woman
Sam Diephuis via Getty Images

第1回では嫌いな人のことを「嫌な感情を思い起こさせる人」と定義し、上手く付き合うために学んでみようと提案してみました。

そこで今回から、学ぶための心構えや方法を考えていきたいと思います。

元(対価)を取るという気持ち

「転んでもただでは起きない」とか「ハングリー精神」というやつですね。この考え方の利点は、直接やり返せないような人に対しても使えるということです。

相手が上司や恐い人であったら、仕返しをするとか、反論して言い返すということはできない場合もあります。火に油を注いでしまうとか、「反抗的な奴」とレッテルを貼られてはたまりません。これではますます自分が不利になってしまいますからね。

そのようなリスクがあるときでも、これは実行可能なことです。

嫌いな人と接しているときに、「落ち着きましょう」、「冷静になれ」とアドバイスされても難しいことだと思います。

すでに嫌な気持ちでいっぱいですから、その気持ちをなかなか簡単には抑えられないものですから...

そこでまったく違った発想、「元を取るという気持ち」になりましょう! ということです。

あなたはすでに、ある意味では先払いさせられているのです。それは「嫌な思いをする」という勘定を払わされているとも言えます。

私たちの世界では、お金を払っていたら品物やサービスを受け取ることは当然ですよね。

世の中には、先払いで財布の中身が減ってしまう(損からスタートする)サービスが存在します。

食べ放題、選び放題のビュッフェやケーキバイキングだったら誰でも、「得したのか?」、「値段通りか?」、「損しちゃったのか?」というのは絶対気になりますよね(笑)

どのテーブルでも1度は話題になるはずです。

だったらおなじように、「得することを目指してみませんか?」ということですね。

元手の分だけ、いや、それ以上に美味しかったり、楽しかったりという満足のひとときを求める...

財布の中身が減る痛みだけでは、損をしています。

おなじように嫌な気持ちにさせられるだけでは、これもまた明らかに損をしていますよね。

嫌いな人に損をさせられたまま...

そんなの許せないことじゃないですか?

そう思えたならば、スタートしてみましょう!!

「悔しい」、「チクショー」という、この嫌いな人から受ける不快な気持ちをどう活かすのか?

それが出発点です。

このように発想を変えられるならば、もう変化が訪れているかもしれません。

嫌いな人を見る視点から、相手を観察する視点に変わる。

話したり、関わったりするときにも、どん欲に取り返そうと「何を学べるか?」とあなたが思うならば、それはこれまでと違う感覚のはずです。

まとめ

発想の転換(先払いの嫌な感情の元を取る)で嫌いな人の意味付けを「取り戻す何かを持っている人」というように変えてみる。

(2016年06月08日「ボトルボイス」より転載)

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