「ママ、痩せたいの?」
自分の8歳の娘にこう聞かれて、私は完全に固まってしまいました。「痩せたい」と言葉を口に出して言ったことはなかったので、不意をつかれたんです。でも、そんなに驚きはしませんでした。娘の前でエクササイズしたり、栄養について話したりしているし、夫も健康の分野で働いていますから。
私が娘の顔を見ると、娘はすぐに私をまっすぐに見つめ返しました。言いたいことはもうわかっていた。3人の幼い娘たちを育てながら、私は、娘たちには自分の身体に対してコンプレックスのない子供に育ってほしいと思っていました。彼女たちには、どうせ私の身体は美しくない、と考えたり、他の誰かと自分を比べて、あんな身体になりたいと考えたりして欲しくなかったのです。
そして......。
娘たちには、自分たちの健康を大切にして欲しいです。自分の身体を尊重し、周りからも尊重されるように。
長い人生の中で、自分の健康について考え、優先してほしい。そして、肉体的にも、精神的にも内面的にも、よりよい自分を目指して欲しいです。
きっと、子供たちは私が何回腕立て伏せをできたかなんで忘れてしまうでしょう。私がどんなに速く5キロを走れたか、私の身体のサイズがどうだったかは覚えてはいないでしょう。
でも、きっとママは強かったと覚えていてくれることでしょう。果敢だったと。そして、他の誰もが信じてくれなかったとしても、自分自身を信じる人だったと。どんなに大変な時でも、とても大変な時でも......。
やめる方がよっぽど楽な時でも、ママは立ち向かったと覚えていてくれるはず。
いつか思い出して、「ママのおかげで、私は諦めなかった」と言ってほしいーー。
だから、私は戸惑うことなくかがみ込み、娘の目をしっかり見つめました。
「ママ、どうなの?」
「違うわ。ママは強くなりたいの!」
それを聞いて、娘は私をぎゅっと抱きしめ、私の胸に顔を埋めながら小さな声でこう言ってくれました。
「じゃあ、私も強くなりたい」
このブログはハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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