授乳ママが、下着モデルの写真で伝えたかったこと

マリア・コリーさんが我が子に授乳している写真をFacebookでシェアしたところ……
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マリア・コリーさんが我が子に授乳している写真をFacebookでシェアしたところ、ヌードを含む不適切なコンテンツとして5回も報告され、驚いたそうです。

この写真は、Facebookのヌードを含むコンテンツに関する基準には違反しておらず、SNS上から削除されることはありませんでしたが、マリアさんは「授乳」に対するネットユーザーの偏見に憤りを覚えました。

そこで、マリアさんは授乳中の写真をもう一枚シェアしました。でも今度は、写真の我が子の上に、ランジェリーに身を包んだアメリカの下着ブランド、ビクトリアシークレットのモデルの写真を重ねて。

写真のキャプションに、マリアさんは次のようにコメントを掲載し、女性の胸に対する世間のねじれた見方を指摘した。

「きっとこの写真は報告されないでしょう。なぜなら、このような(セクシーなモデルの)写真は、大きく引き伸ばされて、多くのショッピングセンターの表に堂々と飾られているのだから」

公の場では、性的な要素を強調した胸や谷間などの写真を男性に見せることは許される一方で、授乳する女性は非難や恥辱の対象になるのです。

「これ(谷間や胸などの写真)は非難されず、報告もされないのです。人目に触れる、いたるところにあるのに」とマリアさんは写真のキャプションに続けます。「けれど、我が子をいつくしみ授乳する女性は見下されるのです。本当に理不尽!」

マリアさんは、ママたちに向け、授乳中の自撮り写真をシェアし、自由に公の場で授乳することを勧めました。

「授乳はとても自然なことです。そもそも胸は、そのためにあるのだから!」と彼女は続けます。「授乳することが褒められ、常に温かく迎えられる国もあるのです! でも、アメリカではこんなにも多くの人たちが授乳についてひどいことを言うのです。こんなバカげたことがあるでしょうか。もう、うんざりです!」

マリアさんの、ビクトリアシークレットモデルの写真を重ねた写真はFacebook上で4万3000以上もいいね!され、コメント欄には同じように授乳するママたちから、次々と自分の「ブレルフィー(授乳自撮り)」写真が投稿されました。

マリアさんの夫・ベンさんも妻の写真をシェアし、応援のコメントを投稿。「周りから白い目で見られ、早い段階で授乳そのものを諦めてしまう女性は多くいます。マリアは授乳ママたちを応援するために立ち上がろうとしているのです」

女性を支える女性のエピソードです。がんばって欲しいです!

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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