3人の子を持つオーストラリアのママ、アニー・ノーランさんがネット上に投稿した双子の娘たちの写真が急速にネットで広まり、物議を醸している。
「Uncanny Annie(不思議なアニー)」というブログを持つノーランさんは、2歳の双子デルフィアちゃんとチェスカちゃんと一緒に「ためになる」メッセージをつけた写真をシェアした。
本当に今日はこのメッセージカードをずっと貼っておきたかったわ。双子のママだと、外出するたびに何度も同じ質問をされて、何度も同じことを言われるんです。みなさんは生まれが良くて、興味本位なのは分かりますが、その多くがかなり立ち入った質問で、しばらくすると、ただただうんざりするんです。そして街なかに行くとひっきりなしに質問されることが分かりました……だから電車の中でおじけづき、2枚のメッセージカードを外しちゃいました!
P.S (メッセージに書いてあることは)ただの冗談ですよ、みなさん。
メッセージにはこんなことが書かれている。
---
はい、この子たちは私の子供です。
はい、この子たちは双子です。
はい、2人とも女の子です。
いいえ、一卵性ではありません。
はい、でもよく似ていますね。
はい、でも一卵性ではないのです。
◯◯◯して妊娠しました。
帝王切開で出産しました。
まぁ、ご家族に双子が?「素敵ねえ」。
うちの家系では双子は今回が初めてです。
はい、忙しくて手一杯です(切り抜けるために、ワインを2杯飲む時があります)
そうね、三つ子はもっと大変でしょうね。
---
写真の説明では、先週、双子の娘たちをメルボルンに連れて行ったときにベビーカーにメッセージを貼り付けておきたかったと書かれているが、ノーランさんは到着する前にそれをはがした。
コメント欄を見てみると、ノーランさんは公共の場で見知らぬ人から聞かれた質問には何でも答えると追記していたが、なかには、今でも彼女が怒るようなものもあるようだ。特にIVF(体外受精)について聞いてきたり、双子のどちらかを中絶しようと考えたかということまで聞いてくるときにはショックを受けるという。「80%は素晴らしい方々ですが、20%の人のコメントは多少気分が悪くなります」と彼女は述べた。
ノーランさんはハフポストUS版のインタビューで、彼女や他の双子を持つ友人たちの間では、双子がいるとこうした「現象」がとても多くなることが分かったと語った。「双子も単生児もいる母親たちの間では、双子に向けられる関心は単生児だと受けないということで意見が一致しました」
さらにノーランさんは「私は自分の娘たちを見せびらかすのが好きだし、他のママさんに質問するのも好きです。ただ、電車に乗ろうと駆け込んでいるのに双子と話したいからって歩道をふさいでしまう人がいたり、パンを買いたいだけなのに、お店を出るのに45分もかかったりするんです」と語った。
それでも、彼女はこうした「よくあること」についてユーモアセンスを発揮する。以前にも、外出先で見知らぬ人が質問してくることについて、こんな投稿をしていた。
「彼女たちは双子?」
「いいえ、3つ子よ。ブサイクな子を家に置いてきただけ」
ごめんなさい、でもあまりにもしょっちゅう聞かれるから、多少はふざけないとね。
ノーランさんの双子にメッセージを付けた写真は数日で21000のいいね!を獲得し、ブログのFacebookページのフォロワーは200から3400人以上に増えた。彼女と双子たちは地元テレビ局の朝のローカル番組にも出演した。
写真への大半のコメントが、多くの親たちからの前向きなメッセージだったが、より多くの批判コメントも受け取った。その件についてはコメント欄に追加した投稿で説明している。
「私は決してこの写真で誰かを傷つけようとは思っていません。もしあなたが私のことを知っていたら、ペットの猫が私に腹を立てているだけで眠れなくなる(くらい心配りする)人間だってわかるでしょう! 私は毎日子供たちに感謝しているんです」
ノーランさんはハフポストUS版に、実際にはベビーカーにメッセージを貼り付けて街は歩かなかったし、害のないジョークのつもりで撮ったやらせ写真だったと明かした。
「この写真は、主に双子を持つ私の友人たちに笑いをとるためのものだったんです」
H/T Cosmopolitan
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー