野球の日本代表「侍ジャパン」と、アメリカ大リーグ(MLB)の選抜チームが対戦する日米野球が、8年ぶりに開催されることになった。日本野球機構(NPB)が発表した。11月12日から18日までの5試合で、いずれもナイターで行う。これに先立ち侍ジャパンは、11月10日にソフトバンク・日本ハム連合チームとの強化試合に臨む。
侍ジャパンは小久保裕紀監督が就任して今年で2年目。今回の日米野球では、年齢制限を設けずにチームを編成して臨む予定で、小久保監督は次のようにコメントしている。
これまでの日米野球は、所属チームのユニフォームを着る親善試合の意味合いの強い大会でした。今回の日本チームは日本代表として招集した侍ジャパンとして、本気でぶつかりに行きます。MLBオールスターは手強い相手ですが、ファンの皆さんには真剣勝負を見ていただきたいと思います。
(野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト『侍ジャパントップチームの2014年活動スケジュール』より 2014/06/11)
■マー君凱旋の可能性は?
日米野球2014には、ニューヨークヤンキースに所属する田中将大投手ら日本人選手の出場も期待される。ただし、侍ジャパンではなくMLB選抜の一員としての参加となるが、日本側から田中の出場を要請する方針だと報じられていた。関係者が「田中が大リーグ選抜で投げれば日本選手の刺激になる。主催者も希望するでしょう」と明かしたという。
目玉となるのが、田中の凱旋登板だ。過去の日米野球でも、96年に野茂英雄(当時ドジャース)、02年にはイチロー(当時マリナーズ)らが、大リーグ選抜の一員に名を連ねた。昨季、楽天で24勝無敗の成績でチームを初の日本一に導いた田中は、破格の7年総額1億5500万ドル(約158億1000万円)で、ヤンキースに移籍。今季のメジャーでは最大の関心事となっている。大リーグ選抜の選考はMLBが行うが、田中が額面通りの成績を残せば選ばれるのは確実で、興行的な盛り上がりも期待できる。
(スポニチ「マー君VS侍ジャパン 今秋凱旋で実現へ!11月に8年ぶり日米野球」より 2014/02/28 06:27)
しかし、オフ期間の試合参加にはヤンキースが消極的ということもあり、田中投手の参加は微妙ではないかと分析する報道もある。
■日米野球2014 スケジュール
なお、関連試合を含めたスケジュールは次の通り。
- 福岡ソフトバンクホークス・北海道日本ハムファイターズ連合チーム強化試合 11月10日(月):福岡 ヤフオク!ドーム
- 日米野球・第1戦 11月12日(水):京セラドーム大阪
- 日米野球・第2戦 11月14日(金):東京ドーム
- 日米野球・第3戦 11月15日(土):東京ドーム
- 日米野球・第4戦 11月16日(日):東京ドーム
- 日米野球・第5戦 11月18日(火):札幌ドーム
- 日米野球・エキシビジョンゲーム 11月20日(木):沖縄セルラースタジアム那覇
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