「みずほ銀行に半沢直樹いないのか?」暴力団融資を嘆く声が相次ぐ

みずほ銀行が暴力団組員らへの融資を放置していた問題について、ネット上では先月22日に最終回を迎えたドラマ「半沢直樹」を彷彿させると話題になっている。同作の主人公は、堺雅人さんが演じる半沢直樹。上司の不正を見逃さない熱血漢の銀行マンだが、「みずほ銀行には半沢直樹のような人材がいないのか」と嘆く声が相次いでいる。
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時事通信社

みずほ銀行が暴力団組員らへの融資を放置していた問題について、ネット上では先月22日に最終回を迎えたドラマ「半沢直樹」を彷彿させると話題だ。同作の主人公は、堺雅人さんが演じる半沢直樹。上司の不正を見逃さない熱血漢の銀行マンだが、「みずほ銀行には半沢直樹のような人材がいないのか」と嘆く声が相次いでいる。

金融庁は9月27日、みずほ銀行に業務改善命令を出したと発表した。 提携ローンにおいて、多数の反社会的勢力との取引が存在することを把握してから2年以上も反社会的勢力との取引の防止・解消のための抜本的な対応を行っていなかったこと。それに、反社会的勢力との取引が多数存在するという情報も担当役員止まりとなっていることなど、経営管理体制に重大な問題点が認められたのがその理由だ。

これを受けて10月4日、みずほ銀行の岡部俊胤(としつぐ)副頭取が「認識が甘かった。心から深くおわびする」と謝罪会見を開いたと、朝日新聞デジタルが報じている。問題の融資は約230件で、2億円超にものぼる。2010年当時の副頭取が抜本策をとらず放置し、後任の副頭取や常務らを含む計4人も事実を知っていたのに、頭取ら経営トップに報告していなかったという。

一方、「半沢直樹」では、半沢が厳しい金融庁検査を乗り切った上で、香川照之さんが演じる大和田常務の不正融資を役員会議室で暴くシーンが最終回のハイライトとなっている。半沢の所属するメガバンク「東京中央銀行」では業務改善命令を受けずに済んだが、みずほ銀行ではそうはいかなかった。

みずほ銀行事件に関して、「半沢直樹」と絡めたネット上の反応は以下のような物がある。

一方で、「半沢直樹」の最終回が関東地区で42.2%を記録してから、わずか5日後の業務改善命令について、ドラマでの悪役イメージが定着した金融庁が面目躍如をしようとしたのでは?と、いぶかる声も出ている。

【※】このようにさまざまな声が出ていますが。みずほ銀行の暴力団組員融資事件と、「半沢直樹」の関連性について、皆さんはどのように思いますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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