スノーボードの世界選手権第5日は21日、オーストリアのクライシュベルクで行われ、女子スロープスタイルで16歳3カ月の鬼塚雅(おにつか・みやび)が初優勝した。2009年大会の女子ハーフパイプを制した劉佳宇(中国)を1カ月上回り、男女を通じて同選手権の最年少優勝となった。日刊スポーツなどが報じた。
日本選手がスノーボードで金メダルを獲得したのは、2009年大会の男子ハーフパイプで青野令が優勝して以来2人目となる。
鬼塚は、19日の予選2組を2位で通過し、21日の6人による決勝で2回目に92.50点の最高得点をマークして快勝した。
史上最年少女王を果たした鬼束は、「楽しかった。3年後の平昌オリンピックに出て、いい成績を出したい」などと、以下のようにコメントした。
鬼塚は「緊張感は半端ではなかったけど楽しかった。これだけの点数が出てうれしい」と満面笑みだ。(中略)それでも「(板をつかむ技の)グラブがうまく入らなかった」と反省した。
昨年のソチ五輪は全日本スキー連盟の派遣基準をクリアできず出場はならなかったが、オフのトレーニングで「技の完成度とメンタル面が強くなった」と成長を実感した。「3年後の平昌五輪に出て、いい成績を出したい」と目標を口にした。
(16歳鬼塚、最年少V スノボ世界選手権女子スロープS ― スポニチより 2014/01/21 05:30)
■鬼塚雅、熊本市出身の16歳
鬼塚は、1998年10月12日生まれ。熊本市出身の16歳。5歳でスノーボードを始め、コーチをつけない独自の練習法で清水小1年の時から15歳以下の全国大会に出場。2013年にはサウスアメリカンカップで優勝した。
2014年はソチオリンピックは全日本スキー連盟の派遣基準をクリアできず出場できなかったが、その後の全日本選手権で初優勝。熊本・ルーテル学院高在学中。158、47キロ。
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