茨城県のPR活動を担当する県庁幹部が「水戸はダメだな。死ね!」と、県庁所在地を罵倒する投稿をFacebookにしていたことが分かった。
この投稿をしたのは、営業戦略部の堀江英夫部長(57)。1月5日夜、本人のFacebookに「水戸はダメだな。死ね!」という一文を投稿した。
営業戦略部の担当者は11日、ハフポスト日本版の取材に対して「堀江部長は酒に酔っていて覚えていないそうですが、反省しています」と説明した。当日は友人と酒を飲んでいたという。この投稿は友達限定公開だったが、約700人が閲覧可能だった。投稿の数時間後に削除したとみられている。
■「県の『良いもの』を多くの人に知ってもらいたい」と語っていたが...
2017年ブランド総合研究所が発表した「都道府県魅力度ランキング」で、茨城県は5年連続最下位だった。これを受けて、2018年4月に大井川和彦知事の肝いりで新設されたのが、営業戦略部だった。観光資源や農産物のブランド化から企業誘致、県産品の輸出など、茨城県のPR活動を一手に引き受けていた。
初代部長に就任当時、堀江氏は「県の『良いもの』を多くの人に知ってもらいたい」と産経新聞にコメントし、意欲を見せていた。
しかし、2018年10月の「都道府県魅力度ランキング」でも、茨城県は6年年連続最下位となった。毎日新聞に対して、大井川知事は「施策は4月に本格始動したばかりだ。順位に一喜一憂せず、魅力を増やす施策を続けていく」と話していた。