女優の松岡茉優さんが3月19日、東京・新橋演舞場で上映中の舞台「江戸は燃えているか」の夜公演を体調不良を理由に休み、作・演出を担当する劇作家の三谷幸喜さんが急遽、代役を務めた。サンケイスポーツなどが報じた。
幕末期の「江戸城の明け渡し」を題材に描かれた群像喜劇。松岡さんは、中村獅童さん演じる主役の勝海舟の長女・ゆめ役で出演している。
松岡さんは、19日の昼公演後に体調を崩し、カーテンコールに登場することができなかった。そのまま都内の病院に直行し、点滴治療を受けた後、帰宅して休養したという。
人が見当たらないので...
急遽、代役が必要となった夜公演。
日刊スポーツによれば、開演前に三谷さんが「松岡さんの具合がよくありません。(代役の)人が見当たらないので、代わりに私がやります」と観客に説明し、台本を手に持ちながら黒子姿で舞台に立った。
観客は、三谷さんは時折アドリブを交えるなど堂々と演じていたと話したという。
松岡さんの体調は回復に向かい、翌日20日の昼公演には無事、出演を果たした。
松岡さんのマネージャーはTwitterで「今後はより一層体調に気をつけながら、残り8公演走りきろうと思っています」とファンに伝えている。
まさかの「三谷さんが代役」のニュースにTwitterでは、松岡さんの体調を気遣う声に加えて、「逆に見たさがすごい」「なにそのパワーワードwww」「この出来事だけで、作品が一つできそう」などの声が相次いだ。