ジジ・ハディッドら、ミッソーニのミラノコレクションで反トランプ帽子「ファッション業界は恐れない」

ジジ・ハディドや他のモデルたちが「プッシーハット」と呼ばれる、反トランプの意思を示す女性たちの象徴的な帽子をかぶり話題になっている。
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MILAN, ITALY - FEBRUARY 25: Gigi Hadid and models walk the runway at the Missoni show during Milan Fashion Week Fall/Winter 2017/18 on February 25, 2017 in Milan, Italy. (Photo by Jacopo Raule/Getty Images)
Jacopo Raule via Getty Images

イタリア・ミラノで2月25日に開催された、ニットブランド「ミッソーニ」のショーで、ジジ・ハディドや他のモデルたちが「プッシーハット」と呼ばれる、反トランプの意思を示す女性たちの象徴的な帽子をかぶり話題になっている。

ロイターなどによるとミラノコレクションでの一幕。ショーの最後に一度バックステージに戻ったモデルたちは、皆ピンクの帽子を身に着けて、ランウェイに再登場した。

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アンジェラ・ミッソーニ氏はショーの最後にマイクを握り、このように語った。

不安定な時代だからこそ、私たちの社会には連帯というものがあり、それが、強く安全な私たちの社会を作っていると認識しなければいけないと感じています。そして連帯は、私たち皆の人権を尊重する意識を守ってくれます。ファッション業界は団結している、恐れない。それを世界に示そうじゃありませんか

このピンクの帽子は、アメリカのトランプ大統領就任翌日の1月21日、首都ワシントンD.C.を始めとする全米各地で行われた「ウィメンズ・マーチ」と呼ばれる反トランプデモで、女性たちが身につけていたものだ。

トランプ氏が大統領選の期間中、かつてテレビ番組の収録の合間に「俺は金持ちで有名人だから、プッシー (女性器を表す俗語)をさわることなんて簡単にできる」「股ぐらをつかむんだ」などと発言したのが女性蔑視として批判されたことになぞらえている。

デモは女性の権利を訴え、女性蔑視のトランプ大統領に抗議する目的で、ニューヨークやボストン、シカゴ、ロサンゼルスなど全米各地で行われたほか、ロンドン、パリなど世界各国でも多くの人が集まり、全世界で数百万人が参加したとみられる。

帽子は「Pussyhat Project」によって無料のパターンが配布されており、デモに参加する人々や支援者が手作りで制作した。

▼「ジジ・ハディド」ランウェイ画像集が開きます

(スライドショーが見られない方はこちらへ)

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