2014年度のミス・アイダホは、人を「Pump」(パンプ)するためにいる。「パンプ」とは、勇気づける、ということ!
「パンプ」するとは、本来の意味で使っていない。アーノルド・シュワルツネッガーも認めてくれるだろう(訳注:pumpには、ボディビルダーが激しくトレーニングして筋肉が風船のように膨れ上がるという意味もある)。 ミス・アイダホになったシエラ・サンディソンが身につけているのは、インスリン・ポンプ。彼女は2年前にⅠ型糖尿病と診断された。プライドを持ってそれを身に付けられるようになったのは、20歳になってからだ。
すっかり目が覚めちゃった!! どうやって寝ろっていうの????
「2012年2月、私は糖尿病と診断されて、世界がひっくり返ったようでした」と、ミス・アイダホ奨学金プログラム・コンテストで優勝した7月12日、シエラはブログに投稿した。「私は、しばらく糖尿病にかかっていない振りをして、病気なんてなくなってしまえばいいと思いました。もちろん、それで血糖値がおかしくなってしまい、すごく具合が悪くて、不機嫌で、弱気なシエラになってしまいました」
動揺した。しかし治療するしか選択肢はなかった。低炭水化物ダイエット、たくさんの運動とインスリン注射を通して状態をコントロールしようと徐々に取り組んだと、シエラは言う。 しかし、コンテストのステージの上にいたとき、彼女はまだ人目を気にしていた。
「初めてコンテストに出始めたとき、私はポンプではなくインスリン注射をしていました。私は、怪しいチューブのついた機械みたいなものがいつも私にくっついているのを人に見られたくなかったし、残りの人生の間ずっと体に医療装置を付けているなんて、受け入れられなかったんです」
ニコル・ジョンソンを知り、彼女は変わった。 ニコルは、1999年のミス・アメリカで、インスリン・ポンプを身に着けていながら、コンテストで優勝した。
(Photo via Susan Hessing Photography)
刺激を受けたシエラはポンプを手に入れ、悩んだ挙句、ミス・アイダホ奨学金プログラム・コンテストが行われた12日のステージ上で身に付けた。彼女はその経験を、ブログでこう書いている。
コンテストの最初の夜、私がおそるおそる更衣室から出てきたとき、私が会った最初の人は言いました。「それは、何? インスリン・ポンプ?」。私の胃はひっくり返りました。
「身に着けるべきではなかったと、私は思いました。みんな困惑して、私が何を身につけているんだと不思議に思うでしょうから」
コンテスト出場者の一人も糖尿病にかかっていた。しかし、シエラと同じ理由で、ポンプを付けないことを選んでいた。引き返すこともできず、サンディソンは、コンテストの間ずっと、ビキニと一緒にポンプを身に着けていた。 その写真は、他の人たちを勇気づけ、自身のインスリン・ポンプの写真をシェアするように促した。そして、それはハッシュタグ #showmeyourpump によってひとつに繋がった。
写真をいくつか紹介する。
私は@sierra_anne93 の虜になったわ。だから私は #showmeyourpumpに参加します♡♡♡
マラソンの21マイル地点にいる私と私のポンプ!このトレンド、大好き!
ミス・アイダホをサポートします
チューブにつながりながらのエクササイズ
このアイデア、ホント大好き!!!
@sierra_anne93は、インスピレーションをくれた。
ポンプを立派に、そして誇らしく身に着けてくれて、ありがとう!
このオンライン・キャンペーンは、インスリン・ポンプに頼る数多くの糖尿病患者を勇気づけ、彼らが自分の血糖値をコントロールする手助けをした。シエラが最初にFacebookへ投稿したときは、同じような状況の人々からの100以上のコメントと写真がついた。
「あなたは、私の11才の娘の夏を変えました!」というコメントがある。「彼女はずっと人目を気にしていたのですが、あなたの記事を読んで、この写真を見た時から、明日水着を着るのが待ち切れなくなってしまいました」
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