美空ひばり生誕80周年、絶頂期の紅白での歌声がよみがえる(画像集)

「紅白はひばりさんにとって、歌祭りのような楽しいだけのものではなく、文字通りの歌合戦。戦いでした」(音楽プロデューサー、境弘邦氏)
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NHK出版

歌手の美空ひばりが1937年5月29日に横浜で生まれてから、間もなく80年を迎える。戦後の焼け跡から高度経済成長期、昭和を生きた人々にとって美空ひばりは、まさに「国民的歌手」だった。

52歳で亡くなるまで、18回のNHK紅白歌合戦に出場。生誕80年を記念して、3月29日、現存するNHK紅白での全ての歌唱シーンを収めた貴重な映像・音声をパッケージにした商品が発売される。紅白以外の貴重な映像も含め、NHKに残っている1953〜2003年の全20番組、230歌唱が復刻されている。

日本コロムビアで美空ひばりの最後のプロデューサーを務めた境弘邦氏は発表で、「紅白はひばりさんにとって、歌祭りのような楽しいだけのものではなく、文字通りの歌合戦。戦いでした」とコメントを寄せている。

美空ひばりの最後の紅白出場となったのは、1979年。第30回を記念しての特別出演で、披露されたのは「ひばりのマドロスさん」「リンゴ追分」「人生一路」のメドレーだった。生涯レコーディング曲数1500曲、オリジナル楽曲517曲を遺した偉大なる「不死鳥」の足跡をスライドショーで振り返る。

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