民主党の岡田克也代表と維新の党の松野頼久代表は8月31日、国会内で会談し、政策や選挙面での協力を強めるため、今国会閉会後に協議の枠組みを作ることで合意した。時事ドットコムなどが伝えた。
両者は2016年夏の参院選や次期衆院選などで、候補者が乱立して共倒れするのを防ぐため、共通する政策のすりあわせが必要と判断した。また、参院で審議中の安全保障関連法案の成立を阻止するため、週内に野党の党首会談を呼びかけることでも一致した。
産経ニュースによると、松野氏は「もっと大きな野党勢力の結集」が必要と述べ、将来的に民主党との合流も視野に入れた連携に期待をにじませた。
「特に今、いつまでということはないが、私は(5月の代表)就任の際に打ち上げさせていただいた『年内に100人規模』という思いはずっと変わっていない。ただ相手がいることなので、今後どういう形で推移していくかは分からないが、私の思いは最初申し上げたことと全くぶれていない」
(【維新分裂】維新・松野氏「民主だけでなく幅広い野党結集を」 - 産経ニュースより 2015/08/31 15:32)
民主党と維新が連携を強める背景には、維新の党内で大きな影響力を持ち、民主党との連携に批判的だった橋下徹・大阪市長や松井一郎・大阪府知事が離党の意思を明らかにしたことが大きい。
橋下氏は10月1日に記者会見を開いて、新たな国政政党を10月下旬に設立する方針を固めた。松井氏が8月31日午後、記者団に明らかにした。大阪選出の国会議員12人が参加の意向を示しており、橋下氏周辺は最終的な規模を「20人は堅い。30人を目指す」と語っているという。
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