マイクロソフトはMinecraft公開10周年記念としてモバイルARゲーム「Minecraft Earth」を発表しましたが、これと合わせて有料版のMinecraftの累計販売本数が1億7600万本を突破したことも公表しました。
昨年9月末に1億5600万本を突破したと明かされていましたが、約半年で2000万本もの上乗せ。この数字は全世界を息長く席巻している『テトリス』の約1億7000万本を超えており、「世界一売れたゲーム」を意味しています。
機種別の内訳は明らかにされていませんが、「販売」とあるため有料で買い切りのパッケージ版およびダウンロード版を合計した数字と思われます。中国向けに配信された基本無料の『Minecraft China』には2億人以上のプレイヤーが登録していますが、そちらは含まれていないわけです。
上記で挙げたテトリスの累計販売本数1億7000万本は、5年前の公開30周年を迎えた際に推計されたもの。その後に積み増している可能性もありますが、いずれにせよ「世界中の生産性を下げ続けた怪物ゲームが30年掛かって実現した数字」を10年で達成したのは驚くべきハイペースです。
様々なプラットフォームを総なめ的に移植されてきたMinecraftですが、昨年末にはXbox 360、PS3、VitaおよびWii Uはサポートが打ち切られてパッチや追加コンテンツは配信されなくなり、最新バージョンは遊べなくなっています。
Minecraftの人気が末永く続けば、ゲームハードが世代交代するたびにソフトも買い換えられていき、累計販売本数をさらに伸ばすことになりそうです。
(2019年5月18日Engadget 日本版「Minecraft販売本数が1億7600万本突破。テトリスを超え「世界一売れたゲーム」に」より転載)
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