高橋みなみ「私は幸せでした」 卒コンで約6分のスピーチ【全文】
人気アイドルグループ・AKB48の高橋みなみが27日、横浜スタジアムで卒業コンサート『祝 高橋みなみ卒業“148.5cmの見た夢”』を行い、涙ながらにファンに向けてスピーチした。本編が終わり、アンコールの声を受けて再登場した高橋は、ステージに一人で立ち感謝の気持ちを伝えた。
以下、スピーチ全文。
これなんですね、みんなが最後に見てきた景色は。
私が初めて人生で1番一生懸命になったことはAKB48でした。
14歳から10年間、いま24歳です。いろいろなことがありました。
楽しかったこと、つらかったこと、たくさんのメンバーとの出会い、別れ、取り残されていく自分。
いっぱい、いっぱい泣きました。
「つらいなら辞めればいい」。
一度、母に言われたことがあります。
でも、その時辞めなかったのはAKBが大好きだったからです。AKBを頑張っている自分が、もがいている自分が好きでした。
このメンバーとずっと一緒にいたい、このグループにいたいと思いました。でも、それではいけないと知りました。
好きだからこそ、前に進まないといけない。そう教えてくれたのは先に卒業していった仲間たちの背中でした。
私もやってみたいことがたくさんある。自分を試してみたい。
だから、10年を振り返るのは今日で終わり。前に進もうと思います。
これから歩む道。自分の無力さに苦しくて、へこたれることもあると思いますが、振り返ればたくさんの仲間たち、後輩たちがいる。その子たちに、いい背中を見せたい。
だからここで約束させてください。
わたくし高橋みなみは、この先、努力は必ず報われると必ず証明します。
それが、AKBにできる恩返しです。
いつだって優しい声をかけてくれる皆さんの暖かさに10年間支えられました。
その声がなかったらここにいないと思います。
この寒い中来てくださった皆さん、48グループを愛してくれる皆さん、本当にありがとう。
いつも私の長い話を聞いてくれたメンバー、本当にありがとう。
舞台チーム、こんなすてきな場所用意してくれて、ありがとう。
衣装・メイクチーム、いつもすてきな衣装を作ってくれて、私たちをもアイドルにしてくれてありがとう。
メイキング・ムービーチーム、いつも邪険にしてごめんなさい。皆がいい画を撮ってくれるから、思い出がいっぱいです。
スタッフ・マネージャーチーム、変な人ばかり。一生懸命がんばってくれる皆が大好きでした。本当にありがとう。
そして最後に秋元先生。こんな最高のグループを作ってくださって、本当にありがとうございます。
私は幸せでした。
感謝の気持ちをこめて歌います。
(卒業ソング「背中言葉」を歌唱する)
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