それは、絶叫に近い演説で、心に刺さる演説だった。
この動画を見て、茂木健一郎さんが、「10万人や100万人に聞かれるべき演説」と評価。「伝説の応援演説」となるだろう、そんな演説だった。
「21メートルの津波が南相馬市を襲いました。636人が命を落としました。111名が見つかっていません。3月12日に福島第一原子力発電所が爆発。家族も捜索できないまま、避難させられたんです」
「71,500人いた南相馬市民、6万人以上が故郷から離れなければならなかった。なぜ人が強制的に、自分の場所を離れさせられなければならないのか」
つい先月再選を果たした南相馬の桜井市長が有楽町駅で訴えかけた。
「80歳を過ぎた高齢者が「助けてください」と言って、家族とバラバラにされて、孫とも子ども離ればなれになって住まわされていことを東京の皆さんは本当に知っているのでしょうか。」
「今現在も2万5千人を超える市民が避難をさせられているんです。これが正常だと思いますか、みなさん」
「原発で、危険な電力で、東京は豊かになったんじゃないですか。その東京が豊かになって、地方が捨てられる、こんな現実許されませんよ」
「なぜ田舎が年寄りだけにされて、私に「助けてください」なんていわなければいけないんですか。東京が助けるべきでしょう。なぜ我々が犠牲にならなきゃいけないんですか!」
「東京を変えなければいけないんです!」
「争点は、脱原発とかいう甘い言葉じゃない。命を守るかどうかなんです!」
「皆さん一人一人の仕事ですよ」
これは明後日投票の細川護熙都知事候補の応援演説だが、この都知事選とは関係なく全ての日本人が聞くべき演説だ。
現実を見据えることを、忘れちゃいけない。
続いた細川夫人は涙ぐみながら、どうかこの演説を多くの人に見てもらえるように、広めてくださいと訴えた。
この演説を見て、何か感じませんか?
私は今回の選挙で細川護熙元首相を応援しています。原発をなくす政策も大切ですが、それ以上に「心豊かな幸せを感じとれる、そういう社会を目指して成熟社会へのパラダイムの転換」を訴えているからです。私たちに必要なのか、これまでの当たり前からの脱却です。
「豊かな国がその生活のスタイルを多消費型から共存型へ」
(参考)細川元首相都知事選立候補記者会見撮影記録
魂のこもった、命がけの演説をぜひ聞いてください。
細川もりひろチャンネルではメッセージ入り版が公開された。
桜井市長の熱い想いに触れて、こんなPVを人生で初めて作った。
投票日まであと2日。
あなたなら、未来を、変えられる。