南果歩、乳がん手術から2カ月で復帰「1日1日を生きることに必死でした」

「私はステージIだったんですけど、再発を防ぐために、これからいろんな療法が待っています。長い付き合いになるなと思っています」と明かした。
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Ken Watanabe, right, and Kaho Minami and arrive at the 69th annual Tony Awards at Radio City Music Hall on Sunday, June 7, 2015, in New York. (Photo by Evan Agostini/Invision/AP)
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南果歩、乳がん手術後2ヶ月での仕事復帰に感慨「本当にありがたい」

女優の南果歩が15日、都内で行われた舞台『パーマ屋スミレ』のメディア向けフォトコールに出席。3月11日に乳がんの手術を受けてから、わずか2ヶ月での仕事復帰を果たしたことについて「3~4月は、1日1日を生きることに必死でした。まさか(術後)2ヶ月で、みなさんにお披露目できると考えられなかったので、本当にありがたいです」と感慨深く語った。

同作への出演に合わせて、手術の予定を組んでいたという南だが「最初の頃は精神的な部分で、次のことを考えられる状況ではなかった。少しずつ腕があがるように、声量が出せるように、という感じでしたね」としみじみ。現在は、ホルモン療法を行っているといい「私はステージIだったんですけど、再発を防ぐために、これからいろんな療法が待っています。長い付き合いになるなと思っています」と明かした。

また、12日に肺炎による多臓器不全のため亡くなった日本を代表する演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の話題になると、「みんなの心の中で本当に大きかった存在がなくなってしまって、言葉が出ないです」と目を潤ませながら追悼。蜷川さんとは舞台『グリークス』で仕事をともにしたといい、「見送る言葉は見つからないのですが、思い出すだけでエネルギーや情熱をくださっている。この劇場のどこかで見守ってくれていると思うので、精一杯頑張りたいと思います」と天を仰いでいた。

同作は、17日から6月5日まで東京・新国立劇場で上演される。

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