サントリー食品インターナショナルは11月5日、人気飲料の「クラフトボス ミルクティー」の500mlペットボトルを約170万本を自主回収すると発表した。
食中毒を引き起こす恐れがある「セレウス菌」の混入が確認されたのが理由。ボトルやキャップなどに菌が残留していたり、製造工程の管理状況などに原因があるとみられる。同社では「今後はより一層、品質管理体制を徹底し、再発防止に努めてまいります」としている。
■「酸っぱい味がする」と消費者から報告
同社広報部によると10月中旬に消費者から「酸っぱい味がする」、卸業者からも「乳成分が分離している」と報告を受けため、調査を進めていた。すると、9月21日に群馬県内の委託先工場で生産されたロットの一部に、セレウス菌の混入が確認された。
セレウス菌は「下痢型」と「おう吐型」の2つのタイプに分類されるが、このうち今回発見されたのは下痢型だった。東京都福祉保健局によると「下痢型」は、腹痛や下痢などを引き起こす恐れがあるという。
■回収対象の商品
「サントリー クラフトボス ミルクティー 500mlペットボトル」のうち青いキャップの下部に記載されている賞味期限が『2020年08月』で末尾の製造所固有記号が『/JJ』と記載されているもの。
(キャップがオレンジ色のホット商品は、対象外)