安藤美姫選手、「今日がきっとラストスケート」 SNSに投稿

フィギュアスケートの安藤美姫選手は、12月23日に行なわれる全日本選手権最終日を前に、Instagram上で「今日が私のラストスケート」と発言した。4月に女児を出産した安藤選手にとって、全日本選手権は3年ぶりの出場。「会場では母ではなく、選手なので」と強い気持ちで大会に挑んできた。
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時事通信社

フィギュアスケートの安藤美姫選手は、12月23日に行なわれる全日本選手権最終日を前に、Instagram上で「今日が私のラストスケート」と発言した。

Today will may be my last skating as a competitor. I want to fly today!!! And I want to skate with my herat!!! With Love...

4月に女児を出産した安藤選手にとって、全日本選手権は3年ぶりの出場。「会場では母ではなく、選手なので」と強い気持ちで大会に挑んできた。

12月22日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた同大会の女子ショートプログラム(SP)では、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」にのせて渾身の演技を披露。1位の浅田麻央と8点差の5位につけた。サンケイスポーツが報じた。

まな娘の存在を心の支えに練習を続け、五輪代表が決まる今大会には「会場では母ではなく、選手なので」と強い覚悟で挑んだ。復帰後、苦しんできたジャンプを全て決め、思いを込めた滑りでファンを引き込み「満員の観客の前で滑らせてもらい、緊張したが幸せだと感じた。声援が支えてくれた」と満面の笑みを見せた。


(サンケイスポーツ「美姫5位発進!『悔いが残らないように滑る』/フィギュア」2013年12月22日22:04 より)

しかし、安藤選手がソチオリンピック行きの切符を獲得するためには、今大会で優勝、あるいは準優勝をする必要がある。最終日の女子フリーがその命運を握っており、現段階では厳しいという見方が強い。安藤選手自身、「五輪はないなと思って来ている」と発言しており、SNSでの投稿もその意志を反映しているのではないかと言われている。

本人の充実感とは離れ、五輪争いは5位では苦しい。「五輪はないなと思って来ている。世界のトップで戦った選手と同じ場所に立てて素晴らしかった。それだけで感謝」。そう話す表情は明るかった。


(日刊スポーツ「美姫SP5位 やはり厳しい/フィギュア」2013年12月23日09:30 より)

安藤選手が選手生活最後となるかもしれない演技に選んだのは、10年前にこの大会で優勝したときと同じ「火の鳥」。「16歳の火の鳥から成長してきた大人の火の鳥を表現したい」そう語る安藤選手の演技に期待が集まる。

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