中島美嘉、LGBT当事者の悩みに共感「好きな人と一緒にいてなぜ悪い」

「お友達が本当に多いので、少しでも協力できたかな。誠心誠意歌わせていただきました」
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歌手の中島美嘉さん(34)が5月7日、東京・代々木公園で、ゴールデンウィーク期間中に開催されたLGBTのイベント「東京レインボープライド」のスペシャルライブを行った。

LGBT当事者の友人がたくさんいるという中島さん。イベント最終日を締めくくるライブで、2003年にリリースしたヒット曲『雪の華』をはじめ、『花束』『僕が死のうと思ったのは』など6曲を披露した。ライブの途中では、感極まって涙を流しながら歌う一幕もあった。

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終演後の取材に応じた中島さんは、「苦労されている方々のお話をいっぱい聞いているので、一生懸命、彼らに合わせて選んだ曲たちばかりだったので、同じ気持ちになってしまった」とライブ中の心境を振り返った。

今回の出演オファーは即答で快諾したという。自身のラジオ番組などで、LGBT当事者たちから悩み相談を受けることも多いという中島さんは、当事者たちが置かれている現状について、自身の思いを語った。

「LGBTの方々って、恋をしても、まずは…何ていうのかな。『この人はわたしを受け入れてくれるだろうか?』というところから始まるじゃないですか。普通の男女間であれば、『好きです』って言うだけでいいのに。『ゲイですか?』って聞かないといけないところから始まったりとか。そういう辛い話がいっぱいあって、普通の恋ができない人たちがいっぱいいるので、それは私は変だと正直思っています。好きな相手と好きに一緒にいることが、なぜ悪いのか私はわかりません」

中島さんにとって、レインボープライドのような大型イベントに出演することは「夢が叶った感じ」だったという。「(LGBTの)お友達が本当に多いので、少しでも協力できたかな。誠心誠意歌わせていただきました」と笑顔を見せた。

2012年に始まり、今回で6回目を迎えた「東京レインボープライド」。最終日となる7日には、渋谷駅前のスクランブル交差点や表参道を練り歩くパレードも開催され、レインボーカラーに身を包んだ参加者たちが「“性”と“生”の多様性」を訴えた。

■関連画像集:中島美嘉スペシャルライブ 『東京レインボープライド2017』

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