オランダの絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナさんが描く絵本に登場するうさぎ「ミッフィー」(うさこちゃん)が誕生して2015年で60周年。これに合わせ、4月15日から5月10日まで、東京都中央区の松屋銀座で「誕生60周年記念 ミッフィー展」が開催される。1955年に初めて描かれたミッフィーの原画が世界初公開されるほか、ミッフィーの絵本7タイトルの貴重な資料約300点が来日する。
ブルーナさんは1927年、オランダ・ユトレヒトに生まれた。現在までに120タイトルを超える絵本を刊行。全世界で愛され、50カ国以上に翻訳、8500万部以上のロングセラーとなっている。ミッフィーが最初に登場したのは、1955年に出版された「ちいさなうさこちゃん」(第1版)。今回、その「ファーストミッフィー」の原画が初公開され、1963年以来、現在も刊行されている第2版の原画とも比較される。展覧会では、ブルーナさんが若い頃に描いた絵本「きいろいことり」や「りんごぼうや」、妻のイレーネさんのために描いた「朝食メモ」なども公開、その魅力を紹介する。
また、オランダと日本を舞台にした記念イベント「ミッフィー・アートパレード」に参加したひびのこずえさんや祖父江慎さん、気仙沼ニッティング&ほぼ日刊イトイ新聞など、日本人クリエイター15組による高さ180センチのミッフィー作品も登場。2013年に公開された劇場版「ミッフィー どうぶつえんで宝さがし」のセットや人形も展示される。会場では、「ファースト・ミッフィー」をモチーフにした展覧会限定のぬいぐるみやフィギュアなど限定グッズが400点以上揃う。
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