人気キャラクター「ミッフィー」の生みの親で、オランダの絵本作家ディック・ブルーナさん(86)が、創作活動を停止すると発表した。今後、新しいミッフィーシリーズが発表されることはない。7月30日、現地メディアのDe Telegraafなどが報じた。
ブルーナさんは、オランダの中心部にあるユトレヒト市の出身。1953年に初めて「りんごちゃん」という絵本を出版(日本語版は「りんごぼうや」)。その2年後の1955年にミッフィーの絵本「ちいさなうさこちゃん」を発表した。
ミッフィーの絵本は全世界40か国の言語に翻訳され、日本語版は1964年、福音館書店から出版された。その後も30種類以上ミッフィーシリーズの絵本がつくられたほか、ぬいぐるみやテレビ、映画など、様々な商品が世界中でヒットしている。
現地メディアのRTV ユトレヒトによると、新しいミッフィーの作品はうまれないが、ミッフィーが消えるわけではないという。ミッフィーが誕生して60年を迎える2015年にはミッフィーのミュージカルが上演され、また、ツール・ド・フランス開幕(2015年の大会のスタート地点はユトレヒト)の際には、ミッフィーが重要な役割を演じるという。
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