シューマッハが地元ドイツの自動車レースで勝利した。といっても、今回の主役はF1で7回の世界チャンピオンに輝いた46歳のミハエル・シューマッハではなく、彼の16歳の息子、ミック・シューマッハだ。
ミックはカートを経て、今シーズンからドイツF4選手権に参加。4月26日に、オッシャースレーベンでの開幕戦第3レースで初優勝を飾った。
サンケイスポーツによると、第1レースで最高位の新人として表彰式に加わったミックは、第3レースでは主役としてシャンパンファイトに興じ、「素晴らしいシーズン初戦になり、本当にうれしい。今後のレースが待ち遠しい」と、初々しい笑顔を見せたという。このクラスの大会としては異例ともいえる2万人を超す観客を喜ばせた。
ミックのランキングは総合5位、新人クラスでは首位に立った。CNNは「彼の父は誇りに思うだろう」と、偉大なチャンピオンの息子の初勝利を祝った。
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父のミハエルは2013年のスキー事故で重体となり現在も療養中。英紙エクスプレスは2014年11月、彼に近い友人の話として「進展は痛々しいほど遅い。奇跡は起こらなそうだ」と、回復が進まない状況を報じていた。
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