マイケル・ムーア監督「トランプ次期大統領、お願いだから安全保障の説明を聞いてくれ」

「次期大統領、どうか聞いてほしい」
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NBC

ドキュメンタリー映画監督のマイケル・ムーア氏が、次期大統領ドナルド・トランプ氏に「自分の務めを果たしてくれ」と懇願した。

ムーア監督は12月7日、NBCの深夜番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」に出演し、トランプ氏に「どうか聞いてほしい」と切り出し、毎日行われる安全保障のブリーフィング(簡潔な状況説明)にトランプ氏が3回しか出席していないことを指摘した。大統領選に勝利してから、彼はブリーフィングに出席するよう求められている

ムーア監督は、2001年8月6日に「オサマ・ビン・ラディンがアメリカ国内への攻撃を決定した」というタイトルのブリーフィングがあったことを持ち出した。当時のジョージ・W・ブッシュ大統領は、休暇先のテキサスの自分の牧場でこの報告を受け取った。

ムーア監督はこの時のブッシュ元大統領について「務めを果たしていない」と語った。トランプ氏は、務めを果たしていないという点では、ブッシュ元大統領のさらに上を行っていると語った。

「そんなことよりも、トランプはSNL(サタデーナイトライブ)が午前1時に終わって、その5時間後にはその番組についてせっせとツイートしているんだ」と、ムーアは言った。「そんなことに費やす時間はあるのか?」

ムーアはこの願いを届けるために、直接カメラに向かって語りかけた。

「失礼ながら、次期大統領、国民のために聞いていただかなければいけません。あなたは、このブリーフィングに出席しなければいけないのです。私たちの国、私たちの安全です。あなたは意味のないことにバカ騒ぎしていて、あなたの一番大事な務めを果たしていないのです。大統領としての一番の務めとは、この国の安全を確実にすることなのです」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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