ドキュメンタリー映画監督のマイケル・ムーア氏は11月1日、8日の大統領選挙で民主党候補ヒラリー・クリントン氏が勝利した場合、アメリカの男性たちは覚悟を決めて、女性が指導権を握るという事実を受け入れなければいけない、と語った。
「脳みそに刻まれた1万年の歴史は、俺たちのDNAにも刻まれていて、男が永遠に主導権を握ってるんだ」とムーア監督はMSNBCのクリス・ヘイズに語った。「もしかすれば、いや願わくば来週の火曜日に、女性が地球上で一番権力のある国の指導者になるだろう。つまりは、1万年の歴史が終わるんだ」
ムーア監督が反応を示したのは、バラク・オバマ大統領が、クリントンに投票しないと考えている男性たちに向けて、クリントン氏に反対するのは、女性差別的な原因があるのではないかと主張した映像だった。
「男性諸君は、残り1週間でヒラリー・クリントンがアメリカ大統領になるという事実を受け入れるのです」と、オバマ大統領は語っている。
ムーア監督は、政治の転換期を公民権運動の終わりと比較した。
「俺が育った時代には、Nから始まる言葉(ニガー:ブラックアメリカンに対する差別用語)はティッシュって言葉と同じくらい頻繁に使われてたんだ」と、ムーア監督は語った。
「あの時代の人々は、変わらなきゃいけなかった。未来がやってきて、あらゆることが前に進んだ。クリントンに反対する男たちは、今までと同じ態度じゃいられないだろう。そういう男たちは電車に乗って、地球上で起きてることに口を出すような女たちが実際にいるって気が付くんだ。そして女たちが実際に生活を良くしてくれることにも」
ムーア監督はまた、女性が指導者になれば男性の健康にも良いかもしれないと冗談を飛ばした。
「女たちに主導権を握らせよう」と、ムーア監督は言った。「男たちはずっと気が楽になるだろう。女たちは俺たちより3年長生きだ。これからは俺たちも3年長く生きられるだろう」
(h/t Raw Story)
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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