「我々は負けた」。9月26日に行われた共和党候補ドナルド・トランプと民主党候補ヒラリー・クリントンのテレビ討論終了後に、リベラル派のドキュメンタリー映画監督のマイケル・ムーアがツイートした。
トランプを大統領にさせたくないムーアなのに、トランプがクリントンに勝ったと発言している。
「もう終わりだ」と投稿したムーアのツイートは、メディアでも波紋を呼んでいる。
もう終わりだ。エゴイスト、人種差別主義者、ナルシスト、嘘つきのトランプが「勝利した」。我々は負けた。トランプの支持率は上昇するだろう。ヒラリーは真実を語った。何が悪いんだ?
ムーアは、勝利したと思ってお祭りムードになっているクリントンのサポーターに対し、アメリカンフットボールになぞらえた警告を鳴らした。
満足気なヒラリー派は、まだ50ヤード地点にいるのにエンドゾーンで踊るようなダンスをしている。エンドゾーンまでボールを持ち込まないと、トランプが勝って好き勝手にやらかすぞ!
ムーアは、ハフポストUS版に投稿したブログですでにトランプ勝利を予想している。しかし、トランプが大統領選を闘う上で重要な勝利を収めたとするムーアの最新の発言は、左派、右派どちらのメディアでもニュースとして取り上げられた。
ムーアは26日、クリントンのパフォーマンスを称賛し、「絶妙なユーモアセンスがある」と強調した。ムーアはしかし、クリントンの熱烈なファンたちにも、クリントン勝利のために何か個人的に行動したかを問いかけた。「そうでなければ、クリントンは負けだ」、とムーアはツイートした。
大事な話:そこの君、クリントン勝利のために今日何かしたか? そうでなければ、クリントンは負けだ。勝ったと思って、安心していい気になっていたなら、クリントンは負けだ
もちろん、ムーアの予想が外れたこともある。2012年、共和党候補ミット・ロムニーが大統領のバラク・オバマに勝てると予想していた。
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ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた、嘘ばかりつき、極度に外国人を嫌い、人種差別主義者、ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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