年に一度のモードの祭典「Met Gala(メットガラ)」が5月6日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれた。
レッドカーペットには、奇想天外なドレスを着たセレブたちが登場。中でも注目を集めたのが、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の出演などで知られる俳優のエズラ・ミラー。
5つの目が顔面に描かれた個性たっぷりの姿で登場し、反響を呼んでいる。
クィアを公言しているエズラ・ミラー
エズラ・ミラーが着用しているスーツは、バーバリーのデザイナーであるリカルド・ティッシがデザインしたという。
エズラは、自身のセクシュアリティーについて「クィア(既存の性別の枠組みにあてはまらないと感じている人)」であると公言している。エズラらしい、性別を超越したエレガントな装いで、ひときわ存在感を放っていた。
2019年のレッドカーペット(および同時開催の展覧会)のテーマは、「Camp: Notes on Fashion(キャンプ:ファッションについてのノート)」。1964年に作家のスーザン・ソンタグが発表した同名のエッセイを基にしている。
キャンプといえば、自然の中で楽しむ野営が思い浮かぶが、メットガラのテーマになった「キャンプ」とは、「誇張されたもの」や「不自然なもの」、「人工的なもの」を愛する美学を意味する。
テーマに沿った華やかなドレスを着たセレブたちがレッドカーペットを彩った。