多くのサッカーファンにとって、バルセロナのリオネル・メッシ選手は“神”のような存在だ。だが、サッカーファンで知られるローマ法王フランシスコも、「神」の称号を持ち出されては黙っていなかった。
4月1日公開されたスペインのテレビ番組「サルバドス」のインタビューの中で、「メッシのプレーは素晴らしいけれど、メッシは神じゃない」と線引きした。
サルバドスがTwitterでインタビューの一部を動画で公開している。
インタビュアーから「メッシを神と呼ぶのは、神への冒涜になりますか?」と問われたローマ法王は、少し戸惑った様子で「理論上は、神への冒涜になるでしょう。そう(神と)呼んではなりません」と答えた。
番組サイトに掲載された記事によると、ローマ法王はまた「人々は、敬愛の意味を込めてメッシを神と呼んでいるだけでしょうが、崇拝する対象は神だけです」と強調。 「彼のプレーは素晴らしいが、メッシは神ではない」とも語ったという。
ロイター通信によると、ローマ法王は、アルゼンチン・ブエノスアイレスを本拠地とするCAサン・ロレンソ・デ・アルマグロのサポーター。サッカー好きのローマ法王も、“メッシ崇拝”には待ったをかけないわけにはいかなかったようだ。