サッカーのスペイン1部リーグ、FCバルセロナの退団が決まったリオネル・メッシ選手が8月8日に記者会見を開き、ファンを前に退団を報告した。
そして「ここ数日、何を言うか考えていたが言葉が出てこなかった」と述べ、集まった人たちの前で涙を流した。
バルセロナで20年以上を過ごしてきたメッシ選手。「私の全ての人生はここにある。とてもつらい。まだ心の準備ができていない」とも述べ、気持ちの整理ができていないことを明かした。
さらに、「私たちは良い時も悪い時一緒にしてきた。だけど人々は私にいつも同じ愛を示してくれた」と、応援し続けてくれたファンへの感謝も口にした。
メッシ選手は6月30日にバルセロナとの契約が満了したが、同チームへの残留を望んでおり、5年契約を結ぶと報じられていた。しかしラ・リーガの規定による経済的・構造的な障害のために契約を結べなかったという。バルセロナは6日に「合意を施行できなかったのは、給与制限により選手を登録できなかったからだ」と説明した。
メッシ選手は可能な限り選手を続ける意思を示しており、パリ・サンジェルマンなどが移籍先の候補に挙げられているが、メッシ選手自身は、どこに移籍するかまだ明かしていない。
さらに「私は13歳の時からずっとここで生きてきた。それから21年、私は妻と3人のカタルーニャとアルゼンチンにルーツを持つ子どもたちとここを去る。帰ってこないとは言えません。なぜなら、ここは私たちの家であり、子ども達に帰ってくると約束したから」と述べ、いつか戻ってきたいという希望も伝えた。