アメリカで、1920年に女性が参政権を手にしてから約100年。11月8日(現地時間)に投開票が行われたアメリカ大統領選では、大勢のアメリカ人女性たちが初の女性大統領誕生を待ち望んでいた。
しかし、選ばれたのは女性を蔑視する発言を続けてきたドナルド・トランプ氏だった。多くの女性たちが落胆し、頭を抱える中、クリントン氏は敗北を認めるスピーチをした。
(Photo by Selcuk Acar/Anadolu Agency/Getty Images)
「勝って私たちの国を良くするための価値やビジョンを広げることができず残念です」と述べながらも、トランプ氏を広い心で受け入れようと呼びかけ、これまで支持してくれた人たちに感謝の言葉を伝えた。
そして、悲しみにくれる女性たちに向けて、こう伝えた。
「私を信じ、支えて下さった全ての女性の皆さん、皆さん方の擁護者になれたことほど私が誇れることはありません」
「私たちは、最も高くて硬いガラスの天井を破ることができませんでした。だけどいつの日か、誰かがそれを破るでしょう」
「これを見てくれている小さな女の子の皆さん、あなたたちはとても価値ある存在で、大きな力を持っています。世界中の全ての機会を受けるに値します。それを決して疑わないでください」
そのために、手を取り合って進もうとクリントン氏は男性女性を問わず、全ての人に訴えた。
「共にあることで強くなれます。前に進むことができます。そのために闘ったことを決して後悔することはありません」
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